教皇領

教皇は太陽。皇帝は月。

面倒だからインターホン全部無視したい

ご挨拶

皆さん、元気ですか?

私は意外と元気です。

 バイトであんまり叱られることもなく上がってこられました。いつもより仕事量もお客さんも少なかったからかもしれない。

 

インターホンを鳴らさないで

 

 エへ……

 エへへ……

 

サイコ~暇ってサイコ~~~~、おいしいご飯食べて面白いインターネットの人がやってるラジオ(匿名性ゼロの説明)を聞きながらネット見てサイコ~~~~~~~~!!!!!お腹いっぱいで眠いからソファで横になろう。

……と、ここで事件が起きる。

 

突然のチャイム。

 

チャイムやら電話やら、何の前触れなくでかい音がなるのが私は苦手なので、この時点ですでにかなり嫌な気持ちだった。なんで気持ちよくまどろんでるときに……と思いつつ、宅配便とかだろうしさっさと受け取って終わらせよう……という気持ちでインターホンを覗き込む。

 

「こんにちは、××警察署の巡回なのですが」

 

最悪手!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

私の中で、インターホンの向こうの訪問者にはランク付けがある。一番下のランクは宅急便だ。宅配便ならさっさと荷物を受け取って帰ればよいから、余計なことを考える必要がない。私はとにかく考えることが苦手なので、これが一番楽だ。受け取ったらその旨を家族に共有するだけでよい。私宛でなければ荷物はその辺に放置でいい。もちろん、たとえ宅配便でも届いたのがが冷たいものだったらもう結構嫌なのだが(開けてよいかの確認と返事待ち、開けて収納、場所をとるものだったら冷蔵庫内の配置換えなどいろいろあってダルすぎるから)、父の剃刀の交換用の刃とかなら軽いし気楽なものだ。

次に、怪しげなセールスや宗教勧誘のたぐい。これはなんとなく存在としては怖いが、要は「こちらはあなたの話を聞く気がない」という意思をはっきり伝えさえすれば帰ってくれるわけで、まだ気安い。家族全体で「そういう人が来たら帰ってもらう」という意思の統一も出来ているから、いちいち家族に確認を取る必要もない(もうわかったと思うが、私は確認を取る作業がかなり嫌いだ。面倒なので)。

 

しかし、今回の訪問者のような、「一様に追い返してもいい相手ではないが、本来なら自分以外の決定権の強い人に話を聞いてもらいたい相手」は、はっきり言ってかなり嫌だ。面倒くささが突き抜けてるんだってさあ……もう……面倒くさいのいやなんだって……

 

(ここまで書いて今日の日記のタイトルを決めた。私は面倒くさがりなのだ。森羅万象が本当は結構面倒くさいのだ。今日の日記に果たして「面倒くさい」は何回出るだろう。この字の形も面倒くささを感じて気分悪いので打ちたくないな。あーあ。)

 

出ないとしょうがないので、玄関先に出る。しかし、今度は不安になった。

 

「今、部屋着で丸腰で鍵を開けたまま私は玄関から出ていくわけだけど……もしインターホン越しの人が警察でもなんでもなくて、出てきた私に対し『だまされたなあ!?』と言って部屋の中に侵入して金品を奪っていく最悪の人だったら……?」

 

結果、立っていた警察官は「××警察」と書かれたベストを着ていたし、その向こうには同じように「××警察」と書かれた白バイがおかれていた。漫画だったらこれ以上説明のいらないほど克明に「このひとは警察官なんだ」と納得できる造形だ。もしもこの人が

漫画で出てきて、その後実は警察ではなくて犯人が偽装していました~!なんて言ったら、「初登場時の顔に影が入っていて目元が確認できない」くらいのあからさまなリードがない限り怒られるレベル。

しかし実際に対面してみると、これだけあからさまに警察アピール(アピールではないが)している相手に対しても、その種の不安はぬぐえることはない。むしろ、「この人……ベストにも通信端末とか、あといろいろ挿してるけど……もしかしたらこれも警察の衣装を再現するために全部百均で似たものをそろえたのかもしれないし……」と思ってしまって逆効果だった。

 

結局、なんとかしどろもどろで話をして、(いろいろ書いてもらったりするのに家族の名前を出さなければならず、かってにこんなこと話してしまって怒られないだろうかとかなり心配した)つつがなくパトロール警官との会話は終了した。しかし、私は思った。

 

「こういうときこそ、まずインターホン越しで警察手帳を見せるのが筋だろうがよ……」

 

こっちはドキドキしているんだから、安心させてほしい。お願いだから……

 

おわりに

これは本当にさっきの話なんですけど、かなり嫌だったのですぐ書きました。こういう「具体的に嫌なことされたわけじゃないけどなんか嫌だった」みたいな出来事に対して一番心が動いてしまう。私が分かってないだけで心はかなりしんどがっているのかもしれないと思った。

とはいえ、上では太字で思いっきりキレてしまったが、私の警察に対する知識は『科捜研の女』をはじめとするテレビ朝日の警察が出てくるドラマシリーズでしか得ていないため、的外れなものかもしれない。その手のドラマではよく被害者や容疑者の家宅捜索のシーンなんかで手帳を出しているから、たとえばこちらのプライバシーの侵害になりそうなときだけしか手帳は使ってはいけないとか。

無知は恥ですね。

 

今日は早いかもしれないね。でもせっかくいい感じに休みなので日記更新はサクッと終わらせて自分の時間にします。日記を書く時間は他人の時間でもあるので。

 

おわりです。